令和8年度(2026年)宅建試験対応
令和8年度の宅建試験は、約23年ぶりの区分所有法の大改正をはじめ、例年以上に改正点が多い年です。出題されやすいポイントを、改正前→改正後で見やすく整理しました。
① 所在不明の区分所有者を「分母から除外」できる制度の新設
② 共用部分の変更決議の要件緩和
③ 建替え決議の要件緩和
④ 建替え決議後の賃貸借終了制度の新設
⑤ 一括売却・建物取壊し等の新手法(多数決で可能に)
⑥ 財産管理制度・国内管理人制度の新設
触って実感 / 動く新旧対比
右のスライダーで「賛成する住戸」を動かすと、左のマンションの窓が下から点灯します。共用部分の重大変更が、改正前と改正後で「何戸の賛成で可決するか」を同時に見比べられます。改正で"どれだけ通りやすくなったか"が一目で分かります。
※ 実際の決議は「区分所有者の頭数」と「議決権」の両方で判定します。ここでは1戸=1票として割合のイメージをつかむための簡易シミュレーションです(端数は切上げ)。正確な要件は上の解説と条文をご確認ください。
① 所有不動産記録証明制度の新設(令和8年2月2日〜)
② 職権による住所等変更登記(スマート変更登記)(令和8年4月1日〜)
① 登録免許税の軽減措置の延長
② 不動産取得税の免税点の引き上げ
③ 固定資産税の新築住宅特例(延長)
④ 固定資産税の免税点の引き上げ
| 参考:近年の改正(まだ出題が浅く、狙われうる) | 分野 | 施行 |
|---|---|---|
| 記名押印 → 記名(押印廃止/35条・37条書面) | 宅建業法 | 令和4年〜 |
| 従業者名簿の住所欄の削除(生年月日は残る) | 宅建業法 | 令和4年 |
| 標準媒介契約約款:あっせん「無」の理由記載・調査の限界明記 | 宅建業法 | 令和6年4月 |
| 相続登記の義務化・相続人申告登記 | 権利関係 | 令和6年4月 |
| 建築確認の対象建築物の範囲拡大(4号特例の見直し) | 法令制限 | 令和7年4月 |
| 宅建業者名簿・標識の記載事項/標識サイズの変更 | 宅建業法 | 令和7年 |
久保田塾 宅建・不動産資格チャンネル|takken-kubota.com
直前チェック / 印刷・PDF保存OK
| 改正項目 | 改正前 | 改正後(試験対象) | 重要 |
|---|---|---|---|
| ■ 権利関係(民法・区分所有法・不動産登記法) | |||
| 区分所有法・共用部分の重大変更 | 各3/4以上 | 一定の場合は各2/3以上に緩和 | ★★★★★ |
| 区分所有法・建替え決議 | 各4/5以上 | 危険な状態のときは各3/4以上に緩和 | ★★★★★ |
| 区分所有法・建替え後の賃貸借 | 個別に終了させる | 終了請求から6か月で終了(補償金まで明渡し拒否可) | ★★★★ |
| 区分所有法・一括売却/取壊し | 全員の同意 | 各4/5以上の多数決で可決 | ★★★★ |
| 住所・氏名の変更登記 | 任意 | 2年以内に申請義務(怠ると5万円以下の過料) | ★★★★ |
| 相続登記(令和6年4月〜) | 任意 | 取得を知った日から3年以内に申請義務 | ★★★★ |
| 公正証書遺言 | 公証役場へ出向く | Web会議・電子署名での作成が可能に | ★★★ |
| ■ 宅建業法ほか | |||
| 拘禁刑への一本化 | 「禁錮以上の刑」 | 「拘禁刑以上の刑」に(内容・5年経過は不変) | ★★★ |
| 重要事項説明(35条)追加 | ― | 管理業者管理者方式の有無を説明 | ★★★ |
| ■ 税その他(令和8年度税制改正) | |||
| 登録免許税・土地売買移転 | 軽減1.5%(令和8年3月末まで) | 軽減1.5%のまま令和11年3月末まで延長 | ★★★★ |
| 不動産取得税・免税点 | 土地10/家屋建築23/その他12万円 | 土地16/家屋建築66/その他34万円に引上げ | ★★★★ |
| 固定資産税・免税点 | 家屋20/償却資産150万円 | 家屋30/償却資産180万円に引上げ(令和9年度分〜) | ★★★★ |
| 固定資産税・新築住宅特例 | 令和8年3月末まで | 令和10年3月末まで2年延長 | ★★★ |
© 久保田塾 宅建・不動産資格チャンネル(takken-kubota.com)|久保田塾長 監修。本シートは受験対策上のポイントを整理したものです。最新・正確な条文および数値は必ず公式(e-Gov法令検索・国土交通省)でご確認ください。
上の改正点を覚えられたか、カッコに記入して「採点する」でチェック。間違えたら「間違いだけやり直す」で繰り返し挑戦できます。数字だけ入力(単位不要)/分数は「2/3」のように半角スラッシュで入力。
共用部分の重大な変更の決議は、原則 各(①)以上だが、バリアフリー工事など一定の場合は各(②)以上に緩和された。建替え決議は原則 各(③)以上、危険な状態が認められる場合は各(④)以上に緩和。建替え決議後は、終了請求から(⑤)か月の経過で賃貸借が終了する。
登記名義人の住所・氏名に変更があったときは(①)年以内に変更登記の申請が義務化され、正当な理由なく怠ると(②)万円以下の過料に処せられる。先行する相続登記の義務化(令和6年4月)では、所有権の取得を知った日から(③)年以内に申請しなければならない。
土地の売買による所有権移転登記の軽減税率(①)%は、適用期限が令和(②)年3月末まで延長された。不動産取得税の免税点は、土地(③)万円/建築した家屋(④)万円/その他の家屋(⑤)万円に引き上げ。固定資産税の免税点は、家屋(⑥)万円/償却資産(⑦)万円に引き上げられた。
改正点は、過去問で確かめるのがいちばん。当チャンネルの過去問は、改正にあわせて改題し「改題済み」と表示しています。
年度別で過去問を解く →毎年1問出る「統計問題(問48)」対策
問48は「統計を見て正しいものを選ぶ」問題。数値の暗記より「上がった/下がった」「何年連続か」という傾向の把握が重要です。