問題
不動産の鑑定評価に関する次の記述のうち、不動産鑑定評価基準によれば、誤っているものはどれか。
- 不動産の価格を求める鑑定評価の基本的な手法は、原価法、取引事例比較法及び収益還元法に大別され、原価法による試算価格を積算価格、取引事例比較法による試算価格を比準価格、収益還元法による試算価格を収益価格という。
- 取引事例比較法の適用に当たって必要な取引事例は、取引事例比較法に即応し、適切にして合理的な計画に基づき、豊富に秩序正しく収集し、選択すべきであり、投機的取引であると認められる事例等適正さを欠くものであってはならない。
- 再調達原価とは、対象不動産を価格時点において再調達することを想定した場合において必要とされる適正な原価の総額をいう。
- 収益還元法は、対象不動産が将来生み出すであろうと期待される純収益の現在価値の総和を求めることにより対象不動産の試算価格を求める手法であり、このうち、一期間の純収益を還元利回りによって還元する方法をDCF(Discounted Cash Flow)法という。
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正解は4番
肢ごとの解説
◯肢1
正しい。鑑定評価の基本的な手法は原価法・取引事例比較法・収益還元法に大別され、それぞれによる試算価格を積算価格・比準価格・収益価格という。本肢は正しい。
根拠:不動産鑑定評価基準
◯肢2
正しい。取引事例比較法に用いる取引事例は、適切にして合理的な計画に基づき豊富に秩序正しく収集・選択すべきものであり、投機的取引であると認められる事例等、適正さを欠くものであってはならない。本肢は正しい。
根拠:不動産鑑定評価基準
◯肢3
正しい。再調達原価とは、対象不動産を価格時点において再調達することを想定した場合に必要とされる適正な原価の総額をいう。本肢は正しい。
根拠:不動産鑑定評価基準
×肢4
誤り。収益還元法のうち、一期間の純収益を還元利回りによって還元して収益価格を求める方法は「直接還元法」である。DCF(Discounted Cash Flow)法は、連続する複数の期間に発生する純収益及び復帰価格を、その発生時期に応じて現在価値に割り引き、それぞれを合計して収益価格を求める方法である。本肢は両者を取り違えており誤りであるから、本問の正解である。
根拠:不動産鑑定評価基準
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※解説は学習用です。法令・判例は改正等により変わることがあります。受験にあたっては最新の法令・公式情報をご確認ください。