不動産の登記に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 所有権の登記がない土地と所有権の登記がある土地との合筆の登記は、することができない。
- 権利の変更の登記又は更正の登記は、登記上の利害関係を有する第三者の承諾がある場合及び当該第三者がない場合に限り、付記登記によってすることができる。
- 受益者又は委託者は、受託者に代わって信託の登記を申請することができる。
- 仮登記の抹消は、登記権利者及び登記義務者が共同してしなければならない。
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正しい。所有権の登記がない土地と所有権の登記がある土地との合筆の登記は、することができない(不動産登記法41条6号)。合筆の登記には、地目又は地番区域が相互に異なる土地、表題部所有者又は所有権の登記名義人が相互に異なる土地、所有権の登記以外の権利に関する登記がある土地などの制限があり、権利関係の公示が混乱しないようにする趣旨である。
正しい。権利の変更の登記又は更正の登記は、登記上の利害関係を有する第三者の承諾がある場合及び当該第三者がない場合に限り、付記登記によってすることができる(不動産登記法66条)。付記登記は従前の登記の順位を維持したまま変更等を公示するものであるから、順位を害されるおそれのある利害関係人がいる場合にはその承諾を要する。
正しい。信託の登記は受託者が単独で申請することができるが(不動産登記法98条2項)、受益者又は委託者は、受託者に代わって信託の登記を申請することができる(同法99条)。受託者が登記を怠る場合に備えて代位申請を認めたものである。
誤り。仮登記の抹消は、仮登記の登記名義人が単独で申請することができる。また、仮登記の登記上の利害関係人も、仮登記名義人の承諾があるときは単独で申請することができる(不動産登記法110条)。共同申請でなければならないとする本肢は誤りであり、本問の正解である。なお、仮登記の申請自体も、仮登記義務者の承諾があるときや仮登記を命ずる処分があるときは仮登記権利者が単独で申請できる(同法107条1項)。
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